町田忍の昭和回想
医療・健康・介護のコラム
おじいさん 靴磨いてた ガード下
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
靴磨き
最近は路上で、昔ながらの「靴磨き」の人を見かけなくなった。昭和40年代まではターミナル駅などの周りに結構いて、サラリーマンが喫茶店でちょっと一服するような感覚で利用していた。
私も渋谷のハチ公そばのガード下に、ひいきにしていた靴磨きのおじいさんがいたのだが、3年ほど前から姿を見なくなった。以前聞いた話だと、昭和38年から渋谷で靴磨きをしていたという。当時は駅の周りに30人ぐらいの同業者がいたそうだ。「いつまで出来るか、わからないけど」と、話していたが、今はどうしているのか少し気になる。
写真も絵も、そのおじいさんの仕事道具。靴を載せる台は、おじいさんの手作りだ。
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