文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

新型コロナ禍を機に喫煙所の閉鎖・廃止を

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

「禁煙ジャーナル」が緊急声明

 新型コロナウイルス感染症の流行を受けて、感染防止のために「密」を避けようと、喫煙所の閉鎖や使用中止の措置が一部でとられるようになった。ところが、たばこ問題情報誌「禁煙ジャーナル」編集長の渡辺文学さんによると、かつてない感染力を持つオミクロン株による第6波の渦中においても、まだまだ公共の場所で喫煙所の使用が続けられている現状があるという。渡辺さんは2月2日、「禁煙ジャーナル緊急声明」とうたって、「コロナ禍の抜本的対策のため 喫煙所の閉鎖を!」と自治体などに強く呼びかけている。

喫煙は新型コロナのリスク要因に

 緊急声明では、「喫煙所の閉鎖・廃止を求める八つの理由」として、次のような内容を述べている。

 (1)喫煙によって新型コロナにかかりやすくなる、(2)喫煙によって肺が傷つき、新型コロナの重症化を招く。喫煙は、がんや心臓病、脳卒中、COPD、糖尿病の原因になり、重症化のリスクとなる、(3)喫煙によって新型コロナワクチンの効果が薄れる、(4)狭い喫煙所でマスクを外してたばこを吸うと、感染リスクが高まる。

医療資源に負荷をかけ圧迫する要因にも

 (5)喫煙は個人の自由で済まされず、医療資源に大きな負荷をかけ、医療を圧迫して、社会の不安定化のリスク要因となる、(6)喫煙可能店や喫煙目的店などで喫煙ができれば、喫煙者本人だけでなく、利用客への感染のリスクは避けられない、(7)アフターコロナの時代へ社会が様変わりするためにも、公共の場での喫煙可能スペースの閉鎖が不可欠、(8)喫煙者にはこの機会に禁煙を勧奨してほしい。

1 / 2

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

tamura-yoshihiko_profile

田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

田村専門委員の「まるごと医療」の一覧を見る

コメントを書く

※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。

※個人情報は書き込まないでください。

必須(20字以内)
必須(20字以内)
必須 (800字以内)

編集方針について

投稿いただいたコメントは、編集スタッフが拝読したうえで掲載させていただきます。リアルタイムでは掲載されません。 掲載したコメントは読売新聞紙面をはじめ、読売新聞社が発行及び、許諾した印刷物、読売新聞オンライン、携帯電話サービスなどに複製・転載する場合があります。

コメントのタイトル・本文は編集スタッフの判断で修正したり、全部、または一部を非掲載とさせていただく場合もあります。

次のようなコメントは非掲載、または削除とさせていただきます。

  • ブログとの関係が認められない場合
  • 特定の個人、組織を誹謗中傷し、名誉を傷つける内容を含む場合
  • 第三者の著作権などを侵害する内容を含む場合
  • 企業や商品の宣伝、販売促進を主な目的とする場合
  • 選挙運動またはこれらに類似する内容を含む場合
  • 特定の団体を宣伝することを主な目的とする場合
  • 事実に反した情報を公開している場合
  • 公序良俗、法令に反した内容の情報を含む場合
  • 個人情報を書き込んだ場合(たとえ匿名であっても関係者が見れば内容を特定できるような、個人情報=氏名・住所・電話番号・職業・メールアドレスなど=を含みます)
  • メールアドレス、他のサイトへリンクがある場合
  • その他、編集スタッフが不適切と判断した場合

編集方針に同意する方のみ投稿ができます。

以上、あらかじめ、ご了承ください。

最新記事