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医療ルネサンス

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[コロナの現場]あの時、私は 第4部<4>担当日替わり 対応後手

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[コロナの現場]あの時、私は 第4部<4>担当日替わり 対応後手

ホテル療養後に撮った肺の画像。背中側が全体的に白く炎症を起こしていた(Aさん提供、画像の一部を修整しています)

 両肺の画像は、背中側が真っ白だった。

 「あおむけに寝ていたから背中側にウイルスが入って、肺胞が炎症を起こしています」。医師は、中等症の進んだ段階と診断した。

 2021年8月、新型コロナウイルス感染症にかかり、大阪府内のホテルで療養していた40歳代の男性Aさんは、容体が悪化して入院した。発症から10日が過ぎ、ホテル療養が解除されようとしていたころだ。

 病院で酸素吸入と点滴をすると、驚くほど体が楽になった。「命拾いした」。そう思った。

 ホテルでの健康管理は、朝8時と夕方4時半の看護師との電話で行われる。スマホで体温や酸素飽和度(血中酸素濃度)、せき、息苦しさといった症状の有無を入力すると電話が来る。担当者は日替わりだ。

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