伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
もっと知りたい認知症
簡単みそグラタン…軟らかい食事、レトルトのお総菜などを利用して
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
初めて自宅で介護食を作ることになった方からの質問で多く聞かれることが、「全部手作りをしなければならないでしょうか」ということです。これは、軟らかい食事は特別なもの、家族とは別に作るものというイメージがあるからかもしれません。けれど、食べる機能の状態によっては、スーパーなどに売っているレトルトのお総菜などを利用して作ることが可能です。
今回は、フリーズドライのみそ汁と、レトルトのポテトサラダを使ったグラタンのご紹介です。
フリーズドライのみそ汁を使うので調味料も必要ありません。ポテトサラダはレトルトのものではなく、作り置きのものでも構いません。中に入れるものをマカロニサラダにすればマカロニグラタン、ご飯にすればドリアなど、アレンジもできます。
高齢の方同士の介護や、料理に不慣れな男性介護者の方、仕事で時間のない方などにおすすめのレシピではないでしょうか。
介護食作りは難しいものではないことをお伝えするのも在宅訪問管理栄養士の役割です。
[作り方]
(1) 耐熱ボウルにフリーズドライのみそ汁、牛乳を入れ、ふんわりとラップをして電子レンジ(500w)で1分程度加熱する。取り出してかき混ぜる。
(2) 冷凍ホウレンソウは自然解凍する(軟らかくゆでてもよい)。
(3) グラタン皿にポテトサラダと(2)のホウレンソウを入れ(1)のソースをかける。
(4) 刻んだスライスチーズをのせ、トースターでチーズが溶けるまで焼く。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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