伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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卵豆腐の天ぷら…油脂によるエネルギー摂取が効率的
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は、低エネルギーの卵豆腐をエネルギーアップするレシピのご紹介です。揚げ出し豆腐よりも食感が滑らかで、少しかむ力が低下した方にも食べやすいメニューです。
皆さん、「たんぱく質不足」は気にかけても、「エネルギー不足」を気にかけたことがありますか? 特に高齢の方においては「エネルギー不足」は「たんぱく質不足」と同じくらい健康にかかわるものです。高齢になると少食になるうえ、油脂を使用した料理を避ける方がいらっしゃいます。そうすると容易に「3食食べているのにエネルギー不足」という状況が起こりやすくなります。
中年期の生活習慣病予防に油脂は避けがちですが、高齢期には少量で効率的にエネルギー源となる油脂をとり入れることも必要です。疾患によっては油脂によるエネルギー摂取が効率的な場合もあります。
食べやすくするポイントは、揚げた後につゆをかけることで衣がしっとりとします。より食べやすくする場合はつゆに水溶き片栗粉を加えて加熱し、「あんかけ」にするとよいでしょう。
[作り方]
(1) 卵豆腐はキッチンペーパーなどで軽く水気を切る(二つに切ってもよい)。
(2) 水で溶いたてんぷら粉にくぐらせて、170度の油で揚げる。揚げあがったら、卵豆腐が崩れることを防ぐため、油切り用のキッチンペーパーなどの上で油を切りましょう。
(3) (A)の材料を鍋や電子レンジで温め、(2)の揚げた卵豆腐にかける。あればダイコンおろしをのせて出来上がり。
※かむ力、飲み込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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