町田忍の昭和回想
回想サロン
町内の 守りは箱の 中にある
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
消火器格納器
絵はスカイツリーのお膝元、墨田区の押上で見つけた木製の消火器格納器だ。町内会の手作りのようだが、傷んでいる感じはなく、大切にされているようだ。
はっきりと覚えていないが、私の周りでは昭和40年代ぐらいから、こういった格納器が通りに置かれるようになったと思う。現在は町内会の手を離れ、行政が金属製のものを設置、管理していることがほとんどだ。写真は我が家のすぐ前に区役所が置いたもので、開くとベルが鳴るようになっている。
地域にもよるだろうが、私が住む町は今も町内会の活動が盛んで、防火訓練なども行われている。もっとも、メンバーは若者より年配者が多いが。
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