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医療ルネサンス

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ALSになった医師<5>苦しくても孤独じゃない

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ALSになった医師<5>苦しくても孤独じゃない

先月のシンポジウム後、家族や仲間と記念撮影する太田さん(中央)

 「生きがいだった訪問診療医の仕事、声、笑顔……。一つ一つ大事なものが奪われた。残酷な病気だと、確かに思う。でも、不幸かと聞かれると、そうではない」

 千葉県八千代市の医師、太田守武さん(50)は、全身の筋肉が衰えていく難病「筋 萎縮いしゅく 性側索硬化症」(ALS)となり8年ほど。心の支えは、妻の友香利さん(37)や長男の陸斗君(10)だけではない。闘病を通じて仲間の輪が広がっている。

 国立沼津工業高等専門学校(静岡県)専攻科2年の山下皓大さん(22)もその一人。2020年6月、太田さんが考案した、目で思いを伝える方法「Wアイクロストーク」を新聞記事で知り、連絡をくれた。

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