東ちづる 山あり谷ありダイアリー
医療・健康・介護のコラム
薬物依存から回復し続ける俳優と5分間のミニドラマ…炎上覚悟のふたり芝居に集まったエール
依存症を公表した海外スターたち
「依存症」
この言葉に、あなたはどんなイメージを持っていますか?
これまでにアルコールや薬物などの依存症で社会をお騒がせした芸能人を思い浮かべた方もいるでしょう。もしくは、家族や親戚、友だちを。最近では、ゲーム依存症というのもあります。
そして、「人間が弱いからだ」「意志をもっと強くもつべきだ」「あまえているんだろう! だらしない」「二度と芸能界に復帰させてはいけない」と、思いますか? 私の周りにもそういう声は少なくありません。
これって、先進国日本の発展途上な現実だと思っています。
海外でも、いわゆるスターと呼ばれるアルコールや薬物の依存症者はいます。ごく一部のカミングアウトをしている有名人をあげてみますね。
スーパーモデルのケイト・モスやナオミ・キャンベル、「ゴースト」などに出演のデミ・ムーア、「アイアンマン」「アベンジャーズ」のロバート・ダウニーJr、「ハリー・ポッター」のダニエル・ラドクリフ、「E.T.」の子役出身俳優ドリュー・バリモア……、実に多い。「依存症」「ハリウッド」と検索するだけでも、たくさんのお名前が。そして、彼らのバックグラウンドと、どのようなプログラムや施設、病院を経て、回復をめざしたかも知ることができます。
「依存性」は誰もがかかる可能性がある「病気」で、適切な支援により「回復」できると、広く認識してもらうためにも、自ら「依存症」をカミングアウトしているのです。「依存症」という言葉やラベルにつく汚名をそそぐために。
回復するために、自ら休業をする。回復プログラムを終えると、「よく頑張った」「依存症者や家族の励みになる」と、受け入れられ、またモデルや俳優として復帰でき、応援してもらえ、評価されればまた大きな作品に挑戦できるという環境もあるからかもしれません。
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