石蔵文信の「男と女の楽しい更年期!」
医療・健康・介護のコラム
ヨネスケさんだけじゃない…熟年になって「妻が大事」は時すでに遅し 仕事の絶頂期こそ家族重視で
落語家のヨネスケさんが、新型コロナの 蔓延 によって仕事も少なくなり、孤独な生活をされているということです。そこで、昔の奥さんのありがたみがわかったのか、「別れた妻にちゃんと謝りたい」と言っている記事が載っていました。読者の意見はおおむね、「もう遅すぎる」とか「往生際が悪い」など 辛辣 です。
羽振りの良い時は妻や子供をないがしろに
ヨネスケさんだけでなく、多くの男性は、自分の羽振りの良い時には妻や子供をないがしろにしがちです。そして悲しいことに、誰にも訪れるのは、ピークを過ぎた落ち目の時期です。自分の絶頂期に妻や子供たちとのコミュニケーションが十分取れていなかったために、後になって愛想をつかされ、出ていかれるのだと思います。
いろんな方が言われているように、女性は切り替えが早いです。今更、昔の夫が頭を下げて謝りに来ても、時すでに遅しです。元妻にとっては迷惑なことでしょう。
私も含め、どうして男性はこんな単純なことに気がつかないのでしょうか? 妻子に生活の苦労をさせないように頑張って仕事をしても、妻や子供たちとのコミュニケーションが不足していれば、結局、愛想をつかされるのは時間の問題です。自分の仕事が順調な時こそ、仕事より家庭の比重を大きくして、家族を大事にしたほうがよさそうです。
仕事は、生活を維持するためには大切なものです。そして、少し余裕のある生活をするためには、頑張る必要があるでしょう。しかし、それ以上にお金を稼ぐ必要はあるのでしょうか? 妻子を養うためという目的が、いつの間にか出世欲などにとって代わられるのかもしれません。
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