田村専門委員の「まるごと医療」
医療・健康・介護のコラム
公立病院改革プラン「第3弾」策定へ コロナ禍を経て役割再認識 機能分化と連携強化を図る
感染症への平時の備えなど4つのポイント
新たなプランのポイントには、次の4点が掲げられている。
1・地域における公立病院の役割や機能を明確化・最適化し、基幹病院に急性期の機能を集約して、医師を確保したうえで、その他の病院との連携強化を図る
2・不採算地区の病院などへの医師・看護師の派遣強化。働き方改革の推進
3・柔軟な人事・給与制度を通じた医師らの確保につながる経営形態の見直し
4・感染症拡大時に転用しやすい施設・設備の整備など感染症に対する平時からの備え
総務省検討会の委員でもある望月泉・全自病副会長は、オンラインで参加した記者会見で、「これまでは経営面に特化したガイドラインであったのに対し、今回はタイトルにも『持続可能な』『経営強化』とあるように、限られた医師・看護師等の医療資源を地域全体で活用するという視点や、感染症拡大時の対応という視点」が掲げられているのが違いであることを説明した。
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