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塩野義の国産ワクチン、国内で最終段階の治験開始…3月末までの供給開始目指す
塩野義製薬は17日、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、国内で最終段階の臨床試験(治験)を始めたと発表した。国内で既に承認されているワクチンと比較し、有効性を確認する。海外でも最終段階の治験を進めており、国内外での治験結果を踏まえ、3月末までの供給開始を目指す。

塩野義製薬の手代木功社長
国内での治験では、塩野義が開発中のワクチンと、既に承認済みのアストラゼネカ製ワクチンをそれぞれ500人に2回ずつ接種し、ウイルスの感染を防ぐ「中和抗体」の量を比較する。ベトナムなど海外での治験では、偽薬(プラセボ)と比べることで発症予防の効果を判定している。
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