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常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

足拭きマットからうつる爪水虫 冬のブーツ、タイツが温床に…飲み薬・塗り薬で完治を

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足拭きマットからうつる爪水虫 冬のブーツ、タイツが温床に…飲み薬・塗り薬で完治を

 40歳代前半のLさんは、血圧の治療で定期的に受診されている。その日はいつもの診察を終えたところで、Lさんからもう一つ相談があると切り出された。夏に爪水虫と診断され半年ほど治療を続けているが、このところ多忙で皮膚科で受診できておらず、水虫の塗り薬がなくなってしまい困っているというのだ。

 拝見すると、両足の親指の爪が黄白色に変色していたが、根元の部分には健康な爪が見える。Lさんは大学生時代にバドミントンに打ち込んでいて、合宿の際に水虫に感染したようだ。その後、皮膚は治療して良くなっていたというが、爪には菌が残っていたのだろう。

接触後、長時間放置で感染

 多人数で使用し湿度が含まれる足拭きマットには必ずといっていいほど 白癬(はくせん) 菌、つまり水虫がいる。皮膚に白癬菌が接触してもすぐ洗うことができれば問題ないが、そのまま長時間放置してしまうと感染する。

 タイツやストッキング、ブーツなど女性の足先には密閉環境が多くあり、夏だけでなく冬場にも水虫は皮膚に感染し、菌が生き残る。一見治っているように見えても完治していない場合もあり、時間をかけて爪に感染が広がることがある。

 皮膚は治っているのに爪水虫だけ残っているという女性は意外に多い。足の爪は生え変わりに時間がかかるため、治療には1年から1年半を要する。根気よく治療することが必要である。

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常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

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