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医療・健康・介護のコラム

[プロフィギュアスケーター 村上佳菜子さん](上)幼少期からアトピー…試合前に「長袖にしなさい」 衣装を替えたことも

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「出し切った」最後の全日本選手権のフリー

  ――今はアトピーの症状は?

 波はありますけど、だいぶ良くなってきています。でも疲れがたまった時や季節の変わり目などに、どうしても出てしまいますね。

  ――テレビ番組に出演する時は気を使うこともありますか。

 テレビに出始めたばかりのころは、ファンデーションで隠さないといけないくらいでしたが、今はそこまでではなくなりました。

  ――選手時代に足の故障などもあったようですが、後遺症は?

 体が丈夫なのか、けっこう治りがはやくて、疲労骨折も、座骨とか背骨とか何回もやっていますが、しっかり治っています。

  ――選手生活は悔いなく終われましたか。

 はい、最後の全日本(選手権)のフリーで本当に出し切ったと思える演技ができたので、もう戻りたいという気持ちはないです。

バラエティーが好きで、テレビに出たかった

  ――フィギュアスケート選手を引退した時は、その後もスケート関連の仕事を続けていくつもりでしたか。

 何をしていくかというのは、自分でもよく分かっていなかった部分がありました。3歳からやっているので、スケートがない人生というのが想像できなかったというのもあります。テレビの世界に行きたいとは漠然と思っていましたが、やりたいからといってできる世界ではないと思うので、当時は悩んでいましたね。

 たまたま出させていただいた番組で、気に入っていただけたのかどうか分からないですけど、今はいろんな番組に出させていただけるようになって良かったです。

  ――子供のころからテレビに出てみたいと思っていた?

 小さい時からバラエティーが大好きで、いつか出てみたいというのはありましたけど、スケートがあったので、そこまで強く思っていたわけではないです。でも好きなバラエティー番組は必ず録画して見ていました。

  ――実際にバラエティー番組にも出るようになってどうですか。

 すごく楽しいです。スケートの試合の場合、各地に行っても、そこを観光できるわけじゃなかったし、選手時代には旅行もあまり行ったことがなかったので、番組であちこちに行かせていただけるのはすごく楽しいです。

プロフィギュアスケーター 村上佳菜子さん

むらかみ・かなこ 1994年、名古屋市生まれ。姉の影響で3歳からスケートを始める。2009年、ジュニアグランプリファイナルで優勝。10年に世界ジュニア選手権優勝。10年~11年シーズン、グランプリシリーズアメリカ大会で優勝、グランプリファイナルでは銅メダル獲得。13年の全日本選手権で総合2位となり、14年ソチオリンピック出場。同年の四大陸選手権で初優勝、世界選手権は5年連続代表入り。17年4月23日に競技生活から引退を表明。現在はプロフィギュアスケーター、タレントとして活躍。

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