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医療・健康・介護のコラム

[プロフィギュアスケーター 村上佳菜子さん](上)幼少期からアトピー…試合前に「長袖にしなさい」 衣装を替えたことも

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 フィギュアスケート選手として世界を舞台に輝かしい実績を残し、引退後はプロフィギュアスケーター、タレントとして多彩な活躍を続ける村上佳菜子さん。物心つく前からというアトピー性皮膚炎との長い付き合いを中心に、健康管理や食生活についてお聞きしました、(聞き手・藤田勝、撮影・小倉和徳) 

ドーピング検査に引っかかる恐れ 安易にステロイド使えず

  ――アトピーは幼いころから?

 ベビーカーに乗っていたころからひどかったという話は、母から聞いています。

  ――つらかったですか。

 物心つく前からなので当たり前のようになっていて、それほどつらくは感じていなかったですね。ただ、スケート選手になってノースリーブの衣装を着たりする時に、かいたあとなどが見えてしまうのがすごくいやだった思い出はあります。ひどい時は、先生に「長袖にしなさい」と言われて、試合前に急きょ、予定の衣装を替えることになり、すごく残念な思いをしたこともありました。

  ――どんな治療を?

 選手時代はドーピング検査に引っかかる恐れがあったので、安易にステロイドは使えず、症状と付き合っていくしかなかったです。今は引退して、そんなしばりはないので、ひどい時は薬も使いますが、肉よりも魚を多く食べるようにするとか、サプリを使用するなど、できるだけ食生活を見直すようにしています。

  ――子供のころから食べ物には気を配っていましたか。

 選手の時はスケートのことで頭がいっぱいなので、与えられたものを食べていたという感じでした。引退後の方が、食生活に気を配る心の余裕ができたので、よく考えて食べるようになったと思います。

かき氷だけはやめられない

  ――でも、かき氷が大好きだそうですね。

 すごく食べています(笑)。

  ――アトピーには良くなさそうな気がしますが。

 良くないかもしれませんが、そのためにふだん食事を制限しているというふうに考えて、かき氷だけは自分へのご褒美として食べています。

  ――体が冷えそうですね。

 すごく冷えます。指先が紫になるぐらい(笑)。本当は良くないとは思いますが、それが楽しみ。浅田真央ちゃんに連れていってもらったのが好きになるきっかけで、今は二人のお気に入りの店とかで、お気に入りのフレーバーが出たりすると、「これ出たよ」みたいに情報交換しています。

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