伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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イワシのおろし煮と大豆ごはん…節分にゆかりのあるものを
こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は、節分にちなんでイワシと大豆の簡単メニューを2品ご紹介します。
明日は節分です。節分とは、鬼を追い払って新年を迎える、立春の前日の行事です。
諸説ありますが、厄払いの目的で豆まきをしたり、イワシの頭を玄関に飾るという風習から、この日には大豆やイワシなど、節分にゆかりのあるものを食べることが多いのではないでしょうか。
しかし、イワシも大豆も下処理に時間のかかる食材です。最近は高齢の方の一人暮らしや二人暮らしも多く、下処理や調理が大変な、生の魚や手のかかるメニューを避けるようになっている場合があり、気づかないうちに食事が偏り、栄養状態の低下がみられることもあります。
このレシピでは、イワシの缶詰と味付きの煮豆を使用するため、簡単に節分メニューを仕上げることができます。今回はレトルトのダイコンおろしを使用しましたが、生のダイコンをすりおろしても構いません。
魚の缶詰は、軟らかく加工されていますし、市販の煮豆も甘いものからおかずになるものまで、種類も多くあるため、どちらも常備しておくと食事作りにとても役立ちます。
缶詰やレトルト品の魚の小骨や、煮豆の皮が気になる場合は使用する前に取りのぞきましょう。
今年はこんな節分メニューはいかがでしょうか。
[作り方]
〈イワシのおろし煮〉
(1) イワシの缶詰を鍋に汁ごと入れ、水と 顆粒 和風だしを加えて温める。
(2) 大根おろしを加えてひと煮立ちさせる。
(3) あれば、ゆでたダイコンの葉やホウレンソウなどをのせて出来上がり。
〈大豆ごはん〉
(1) 温かいごはんに、さっと汁気を切った煮豆とショウガを混ぜ合わせる。
(2) 器に盛り付けてできあがり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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