医療大全
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コロナが変える現場<3>分娩監視装置で母体管理
トク、トク、トク――。妊婦が横になり、ハート形の二つの機器をベルトで腹部に固定すると、胎児の心音が聞こえ始めた。タブレット端末で専用アプリを開くと、計測を始めたことを知らせるメールが担当医に届き、胎児の心拍数と子宮収縮の程度がグラフとなって共有される。

専用の装置をおなかにつけ、胎児の心拍数や子宮の収縮の様子を確認する女性(千葉県鴨川市で)
亀田総合病院(千葉県鴨川市)で昨年11月、第2子の長女を出産した女性(32)は当初、妊婦健診のたびに、約30キロ離れた千葉県館山市の自宅から1時間、自ら車を運転して通院していた。「身重での移動は負担が大きく、コロナ禍で感染の不安もあった」という。
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