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神奈川で初のオミクロン「市中感染」、20代男性は年末に県外で知人と会食
神奈川県は3日、県内在住の20歳代男性が新たに新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染したと発表した。男性に渡航歴はなく感染経路が不明なことから、県は市中感染とみている。県内で同株の市中感染が確認されたのは初めて。

神奈川県庁
発表によると、男性は昨年12月26日に県外で知人と会食。28日に知人のコロナ感染が判明したためPCR検査を受けたところ、陽性だった。デルタ株は陰性でゲノム解析の結果、2日にオミクロン株感染がわかった。男性は入院し、当初は発熱や喉の違和感などを訴えていたが、現在は熱は下がったという。
県によると、男性は一人暮らし。会食後も出勤していたが濃厚接触者はいないという。知人も海外滞在歴はなくデルタ株も陰性だったため、オミクロン株への感染が疑われるという。県内で確認されたオミクロン株感染者は8人となった。
また、県内では3日、新たに34人の新型コロナ感染が発表された。居住地別では、横浜市16人、川崎、相模原市が各3人、小田原、大和市、愛川町が各2人、藤沢、海老名、南足柄、綾瀬市が各1人、その他が2人。死者は確認されなかった。
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