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体育授業中に小5急死、あごのマスクは「いつ着用したか不明」…遺族「死因調べ続ける」

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 大阪府高槻市立小5年の男児が今年2月、体育の授業中に倒れて急死した問題で、市教委の事故調査委員会が24日、報告書を公表した。男児はマスクを着用していた可能性が指摘されていたが、調査委は着用の有無を不明とし、学校の対応に問題はなかったと結論づけた。遺族は「自分たちの都合のいい部分だけ取り上げている」と批判している。

 男児は2月18日午前、体育の5分間の持久走で倒れ、搬送先の病院で死亡が確認された。教諭が駆けつけた際、あごにはマスクがかかっていたが、走行時に着用していたかは不明だった。

 事故調は8月から、委員長の大川尚子・京都女子大教授ら有識者3人をメンバーに開催。マスク着用を巡っては、学校側が同級生に行ったアンケートで「ずっと着けていた」と「途中で外した」と証言が二分していたが、報告書では「いつあごにずらしたのか不明」と事実認定を避けた。

 検証の対象を教育活動としたため、医学的な死因は調査しなかったが、医師から聞き取った一般論として「マスクが直接の死因とは考えにくい」との見解を示した。その上で、児童に判断を委ねたマスクの着用や5分間走の運用、事故対応などに「 瑕疵かし は見受けられなかった」と結論づけた。

 遺族は調査委への参加や傍聴、教育関係者ばかり3人だけの委員会に医師や弁護士らも加えることも求めたが、拒否されたという。父親(44)は「完全に蚊帳の外に置かれ、残念な結果。簡単に終わる話ではなく、私たちで原因を調べ続けたい」と語った。

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