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児童に頭突き、教諭「問いかけに答えずイライラ」

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 勤務先の小学校で担任する男子児童に頭突きして、けがをさせたとして、徳島県警は23日、同県美馬市美馬町の小学校教諭の男(52)を傷害容疑で逮捕した。教諭の体罰が明らかになったことを受けて、美馬市教委や県教委は緊急の会議を開き、再発防止の徹底を周知した。

児童に頭突き、教諭「問いかけに答えずイライラ」

徳島県警本部

 美馬署の発表などによると、教諭は今月20日、美馬市立三島小での授業中に、男子児童に頭突きし、前頭部に全治5日の打撲傷を負わせた疑い。調べに対して「間違いありません」と容疑を認めている。

 男子児童から体罰を聞いた保護者が22日、同署に被害を届けたという。県警は、動機や日常的に暴行していなかったかなどを調べる。

 美馬市教委などによると、教諭は、臨時教員を経て1993年に正式採用され、2020年4月から三島小で勤務。真面目で熱心との評価の一方、保護者から児童との意思疎通について問題視されることもあったという。

 男子児童の保護者が20日、市教委に相談し、学校が事実を確認した。市教委によると、教諭は男子児童に対して、今月3日または4日に1回、10日に1回、20日に3回、特別支援学級の教室で頭突きしたとみられる。

 21日夕に、藤田俊明校長らと教諭が男子児童宅を訪れて謝罪した。この際、教諭は頭突きした理由を「問いかけに対して答えられないとき、いらだった」と説明したという。

 市教委は23日夕、緊急の校長会を開き、各校で職員会議を開いて再発防止に努めるよう指示した。三島小にカウンセラーを派遣することを検討しており、藤山三樹教育指導監は「コンプライアンスを徹底させたい」と述べた。

 藤田校長は24日、読売新聞の取材に「安全安心であるはずの学校で起きてはならないこと。学校に関わる全ての人の信頼を失い、申し訳ない。責任を痛感している」と陳謝した。

 県教委も教諭の逮捕を受けて24日、緊急のオンライン会議を行った。榊浩一教育長が事件について「信じがたいことで、非常に重く受けとめている」とした上で、市町村教育長らに「不祥事を許さない職場づくりの推進に向けて、徹底した取り組みをお願いします」と呼びかけた。

 20日に、児童にわいせつな行為をしたとして30歳代の非常勤講師が逮捕され、教員の逮捕が相次ぐ事態に、県教委の担当者は「県民の信頼を大きく損ねている。服務規律の確保を徹底してほしい」と、市町村教委に教員の状況を把握することなどを求めた。

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