伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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滑らか白和え…和風を洋風に仕上げ
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は、和風になりがちな白 和 えを洋風に仕上げた一品です。
かむ、飲みこむ機能が低下した方のお食事を、食べやすくするポイントのひとつに、「まとまりやすさ」があります。例えば、私たちも“ゆで卵を刻んだものをそのまま食べるのは大変”ですが、マヨネーズと混ぜて「たまごサラダ」にすると、マヨネーズがつなぎとなって食べやすくなりますね。また、おすしの軍艦のネタのコーンサラダより、カニかまサラダの方が食べやすい、といったように、具材そのものの「軟らかさ」も大切です。
今回は、白和えの衣を食材のまとめ役として使用しています。もちろん、和える具材も、かみやすい長さに切り、軟らかくゆでて食べやすさに配慮したレシピとなっています
白和えの衣が緩すぎるとうまくまとまらないこともありますので、豆腐はしっかりと水気を切りましょう。
[作り方]
(1) チンゲンサイの茎は1cmの長さに切る。葉先の広いところは、縦に包丁を入れてから茎と同様に切る。沸騰した湯で茎と葉を軟らかくゆでる。ニンジンは3cm長さの千切りにして軟らかくゆでる。
(2) ゆで上がったらしっかりと水気を切っておく。
(3) 豆腐は、キッチンペーパーなどに包んでしっかりと水気を切る。ボウルに入れ、泡だて器を使用して、滑らかになるように混ぜる。(A)の材料を加えて、滑らかになるようにさらに混ぜ合わせる。
(4) 水気を切った(2)を加えてまとまるように混ぜ合わせる。器に盛り付けてできあがり。
※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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