伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」
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軟らかハムカツ風…常温で保存できる軟らかい食材
こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。
今回は、魚肉ソーセージを使ったレシピのご紹介です。
先日、訪問介護員の方と食事についてのお話をした際に「常温で保存できるもので、軟らかい食事が作れるといい」という話題になりました。各事業所によって異なるようですが、業務の都合上、買い物ができないこともあったり、おうちに訪問してみたら生鮮食品の期限が切れていたり、という場合もあるため、そういう時に使えるレシピがあるといい、という話でした。
このレシピでは、常温保存できる魚肉ソーセージ、長期間保存できる充てん豆腐を使用しています。生地がゆるいため、卵液にくぐらせると形が崩れるので、手のひらにのせて卵液を回しかけるようにします。揚げ上がったものを冷凍しておくこともできるので、ケチャップソースで絡めたり、アレンジも可能です。
フードプロセッサーがない場合は魚肉ソーセージを粗く刻み、豆腐、卵白、おろしニンニクを丈夫なポリ袋に入れて、ひとまとまりになるように手でもみながら混ぜ合わせましょう。
一味違った軟らかいハムカツ、ぜひ一度お試しください。
(充てん豆腐=てんは、「土へん」に、「槇」の作り)
[作り方]
(1) 豆腐はキッチンペーパーなどに包み10分程度水分を切る。
(2) フードプロセッサーに魚肉ソーセージを入れ、粗く刻む。(1)の豆腐、卵白、おろしニンニクを加えてひとまとまりになるように 攪拌 する。
(3) (2)の生地を小判形などお好みの形に整える。
(4) 形作った(3)を手のひらにのせ、(A)の材料を混ぜ合わせた衣をスプーンなどで全体に回しかけ、パン粉をつける。
(5) フライパンに1~2cm程度の油を入れ、低めの温度でじっくり揚げる。固まってきたらひっくり返し、両面を色よく揚げる。
(6) 皿に盛り付けて付け合わせの野菜を飾ってできあがり。
※かむ力、飲み込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。
(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)
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