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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

日本酒ゼリー…日本酒そのものを楽しめる

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 こんにちは。在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は、日本酒で作るゼリーのご紹介です。ゼリーというと、甘味があるデザートをイメージされるかもしれませんが、このレシピは、日本酒そのものを楽しめるものになっています。

 というのも、飲みこむ力が低下しても「大好きなお酒を飲み続けたい!」そう希望される方は多くいらっしゃいます。その方たちが望まれるお酒のゼリーは、デザートではなく、今までの生活の中でのお酒、そのものなのです。

 ポイントは、お酒を加熱せずに固めることのできるゼラチンを使用すること。ゼラチン濃度はその方の 嚥下(えんげ) 状態によって異なりますが、あまり硬すぎると舌の上で風味を感じにくくなるため、このレシピでは緩く固まる程度の量にしています。 

 私が訪問する療養者の方の中にも、嚥下障害がありながら日本酒を楽しみ続けている方がいます。その方法は様々で、このレシピのゼリーを召し上がることもあれば、少量をなめる程度に楽しむ、少しとろみをつけるなど、その日の気分や体調によって楽しみ方を変えています。

 在宅療養を継続するには、生活の潤いが必要です。生活の潤いがなくならないような食支援を見つけていきたいものですね。

[作り方]

(1) (A)の水にゼラチンを振り入れ30秒ほどふやかし、ラップをして電子レンジの500Wで10~20秒加熱し、取り出してよくかき混ぜる(沸騰すると固まらないので注意する)。

(2) 日本酒と水を合わせたものに(1)のゼラチン液を加えながらよく混ぜる。

(3) 器に入れて冷蔵庫で3時間ほど冷やして出来上がり。

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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