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田村専門委員の「まるごと医療」

医療・健康・介護のコラム

七五三の3か月後に亡くなった娘 不誠実な医療側の対応で二重の苦しみ 「一緒に死にたい」とさえ思った

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医療過誤原告の会が30周年記念シンポジウム

 医療過誤による被害者とその家族の集まりである「医療過誤原告の会」の設立30周年記念シンポジウムが、2021年12月19日、東京都内の会場とオンライン併用で開かれた。

 医療過誤原告の会は1991年に設立された。医療過誤被害者や家族による全国最大規模の団体という。被害者への支援活動をはじめ、医療事故調査制度の改善に向けた活動などに取り組んでいる。

奪われた「命を見つめて」~被害者を家族が語る~

 30周年記念シンポジウムのテーマは、「奪われた『命を見つめて』~被害者を家族が語る~」。妻や夫、子どもや親が医療過誤の被害者となった10人の家族が1人ずつマイクの前に立ち、被害者が歩んできた人生や、元気だった頃の思い出、医療過誤に対する思いなどについて語った。

 1人約15分ずつ、写真をスライドで映し出しながら、被害者の人となりについて語る。事故で突然、命を失った方、長い寝たきりの生活を経て亡くなられた方、命は取り留めたものの重い後遺症を抱えて闘病中の方もいる。裁判が終了して年月がたった人もいれば、現在、係争中の人もいる。

 事故の概要はスライド1枚にまとめられて参加者に配布され、詳細について改めて説明はされない。今回のシンポジウムの目的は、どんな事故だったかを語ることにあるのではなく、被害に遭った一人ひとりにそれぞれの人生があり、家族にとっていかに大切な存在であったかを、家族自身の口から語ってもらうことにあるためだ。

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田村 良彦(たむら・よしひこ)

 読売新聞東京本社メディア局専門委員。1986年早稲田大学政治経済学部卒、同年読売新聞東京本社入社。97年から編集局医療情報室(現・医療部)で連載「医療ルネサンス」「病院の実力」などを担当。西部本社社会部次長兼編集委員、東京本社編集委員(医療部)などを経て2019年6月から現職。

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