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スポーツDr.大関の「ムーヴ・オン!」

医療・健康・介護のコラム

「走る女性」が気を付けたい栄養面の管理

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駅伝シーズンの到来。今年の「箱根」は…

「走る女性」が気を付けたい栄養面の管理

 コロナ禍での東京五輪開催をはじめ、スポーツ界でも様々なことがあった2021年も終わりに近づきました。毎年のことですが、この時期になると時間が過ぎるのは早かったなと感じます。

 世界的にオミクロン株への懸念が高まっており、今年のお正月も自宅でテレビを見ながらゆっくり過ごす人も多いと思います。チャンネルを回して気になるのはやはり箱根駅伝です。今回で98回目となる伝統ある大会であり、今までも忘れられないようなたくさんのドラマが生み出されてきました。箱根の山登り、山下りなど、通常の駅伝では見られない厳しい起伏の道を走る選手にとって、体への負担は大きいですが(https://www.yomiuri.co.jp/hakone-ekiden/news/20201224-OYT1T50228/https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20210105-OYTET50011/)、観戦する側にとってはハラハラドキドキの連続です。

 昨年は駒沢大学が13年ぶりに総合優勝を果たしました。今回、駒大の連覇となるのか、常勝・青山学院大の逆襲はあるのか、それとも……。本当に楽しみです。

 ほかにも、全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)や皇后杯全国女子駅伝など、この競技好きにはたまらない時期ですね。

 とは言っても、選手たちにとっては、日々の努力を積み重ねた結果の道です。しっかりと次の選手にたすきを渡すため、トレーニングで走りこむ量は相当なもので、月間500kmを超えることもあります。下肢にかかる負担は大きく、疲労骨折などの故障で駅伝に出られなくなってしまう選手もいます。無事にチームのメンバーに入れた選手、今回はサポートに回った選手、それを支える監督やコーチ、スタッフ全員の思いが、それぞれのレースの道にしみついているわけです。結果はもちろんですが、誰もけがをすることなく、全力を出し切ってほしいと思います。

 さて、ランニングは国内外を問わず、多くの愛好者がいます。レースに出るだけでなく、日ごろの運動習慣、健康管理などに対して、もっともシンプルで効果の高いスポーツの一つです。一方で、自分のペースを考慮しないで闇雲に走ると、思わぬけがや体調不良などにつながる可能性もあります。

 特にダイエット目的で走る女性の場合、食事の減量でホルモンバランスが崩れ、無月経となってしまうことがあります。無月経による低エストロゲン状態が続くと、若い女性であっても骨粗しょう症が生じ、そのまま走れば、疲労骨折のリスクを高めます。

 前置きが長くなりましたが、今回は、「走る女性」がテーマです。

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大関 信武(おおぜき のぶたけ)

 整形外科専門医・博士(医学)、日本スポーツ協会公認スポーツドクター
 一般社団法人日本スポーツ医学検定機構代表理事

 1976年大阪府生まれ、兵庫県立川西緑台高校卒業。2002年滋賀医科大学卒業、14年横浜市立大学大学院修了。15年より東京医科歯科大学に勤務。野球、空手、ラグビーなどを通じて、野球肘、肩関節脱臼、アキレス (けん) 断裂、骨折多数など自身が多くのケガを経験。スポーツのケガを減らしたいとの思いで、一般社団法人日本スポーツ医学検定機構を設立し、「スポーツ医学検定」を開催している。現在、読売巨人軍チームドクター、クリタウォーターガッシュ昭島、文京ラグビースクールでメディカル担当。19年ラグビーワールドカップでは選手用医務室ドクター、東京2020オリンピック・パラリンピックでは選手村総合診療所整形外科ドクター。八王子スポーツ整形外科、蓮江病院でも診療。

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スポーツDr.大関のケガを減らして笑顔を増やす

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ムーブ・オン毎回楽しく読んでいます

ヨミドクター読みドクター

毎回楽しみに拝読させていただいております。今回の「ムーヴ・オン!」もとても勉強になりました。これからも、頑張って連載してください。

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