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常喜眞理「女のココロとカラダ講座」

医療・健康・介護のコラム

女性に多い尿潜血 健診で「陽性」でも症状なし…放置して大丈夫?

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女性に多い尿潜血 健診で「陽性」でも症状なし…放置して大丈夫?

 30歳代後半のBさんは健診の尿検査で異常があり、医療機関で再検査をするよう指摘されたといって来院された。自覚症状もないので放置しようかと思ったが、家族に心配され来院したという。検査結果を見せていただくと、尿潜血(+)、尿たんぱく(+)であった。

試験紙で大まかに判定

 会社や学校の健診で行う尿検査は、一般的に試験紙法といって尿に試験紙を浸し、色具合の変化で診断する方法だ。そのため数値ではなく、正常に比べた色の濃さにより、(±)、(+)、(++)……と、大まかな結果となる。

 運動や風邪などによる体調変化、脱水でも検査に影響が出て、陽性となる場合がある。健診では当日の朝に飲水制限がある場合も多く、脱水気味により軽度の陽性、つまり(±)や(+)となることは珍しいことではない。また月経により尿潜血は陽性となるが、潜血が陽性であると、同時に尿たんぱくも陽性を示すことがある。尿潜血は女性では10%ほど陽性になるが、実際になんらかの疾患が原因となっているのは2%ほどと言われる。

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常喜 眞理(じょうき・まり)

 家庭医、医学博士
 1963年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医・指導医、内科学会認定医、日本医師会認定産業医。院長を務める常喜医院(内科、皮膚科)での診療のほか、慈恵医大新橋健診センターでは診療医長として健康診断(人間ドック)の内科診察を行い、婦人科や乳腺外科の診断を担当する。様々な大手企業の産業医でもあり、職場におけるメンタルヘルスのサポートを長年行っている。著書に『オトナ女子 あばれるカラダとのつきあい方』(すばる舎)、『お医者さんがやっている「加齢ゲーム」で若返る!』(さくら舎)。現在、BS-TBS「Together」に準レギュラー出演中。

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