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吐き気 食事に恐怖感

 37歳の息子は20歳代でパニック障害と診断されました。食事をすると吐き気がするそうで、実際に吐くことはなくても吐き気自体を怖がり、他人と食事ができなくなりました。心療内科で薬をもらいましたが、3月から症状が悪化し、休職中です。(62歳女性)

「自閉スペクトラム症」疑いも

永田 利彦 なんば・ながたメンタルクリニック院長(大阪市)

 パニック症(パニック障害)は、予期しない突発的な 動悸どうき 、窒息感といった身体症状のほか、死ぬのではないかといった恐怖などに襲われ、発作が起こりそうな状況や場面を避けるようになることです。多くは10代後半から20代に起こります。

 薬物療法や、考え方の癖などを修正する認知行動療法でほとんどはよくなります。その一方で、背景に何らかの精神的な病気が隠れている場合、慢性化してしまいます。

 質問を読み「自閉スペクトラム症」を疑う視点が重要かと思いました。社会性、コミュニケーション、イマジネーションの三つの障害が基本的な症状です。イマジネーション障害があると予測が苦手で、わずかな変化に対応できずパニックに陥ります。

 この基本的な3症状以外に「感覚の過敏さ」も特徴的です。

 偏食がひどくなり、「回避・制限性食物摂取症」という、やせ願望はないのに体重減少や栄養不足を来すことがあります。いずれも本来は幼少期の病気ですが、その時期には顕在化せず、大人になってから、何らかのストレスで症状が出ることもあります。

 この場合は、通常のパニック症とは異なる薬物療法やカウンセリングが必要です。自治体の「こころの健康センター」などに相談してみてください。

 

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