山口真弓の「子どものココロとカラダを育む簡単レシピ」
妊娠・育児・性の悩み
海老しんじょうのすまし汁…おせち料理には意味が込められている
こんにちは。乳幼児専門の管理栄養士の山口真弓です。
新年あけましておめでとうございます。
今回は、お正月の食卓が華やかになるエビを使ったお吸い物をご紹介します。
エビはおせち料理には欠かせない食材の一つですね。おせち料理にはそれぞれに意味が込められています。エビは漢字で「 海老 」と書き、長いひげや腰の曲がった様子が「老人」に例えられ、長生きの象徴とされています。新しい年を迎え、今年一年健康に過ごせるように、そして腰が曲がるまで長生きできますようにという願いが込められています。
「お正月になぜエビを食べるか知ってる?」お子さんと、こんな会話をしながら新年をお祝いできるとよいですね。
一般的にはおせち料理には有頭エビを使うことが多いですが、今回は簡単に調理できるむきエビを使っています。エビはアレルギー注意食品でもあるため、1歳を過ぎた頃から食べ始めましょう。今回のメニューは豆腐と合わせているため食感も良く、初めてトライするにはもってこいのメニューです。
[作り方]
(1) むきエビは包丁でたたきペースト状にする。食感を残したい場合は粗めでもOK。
(2) ビニール袋に(1)、(A)を入れ、全体をしっかりと混ぜ合わせる。豆腐は水切り不要。
(3) 鍋に(B)を入れ沸騰させる。一度火を弱め、(2)のビニール袋の角をハサミで切り、団子状に絞り出す。
(4) 表面が固まってきたら、水で戻して水気を絞った花 麩 を加えて4~5分煮る。
(5) おわんに盛り、ミツバ、ユズの皮を添える。画像は、ミツバを余熱で加熱しています。
※今回むきエビは、味付きのものを使用しました。味が付いていないものを使う場合は、塩加減を調節してください。
※グラグラ煮立てたところに、絞り出すと海老しんじょうの形が崩れる場合があるので、火を弱めてから加えるようにしましょう。
※ニンジンやシイタケなどの野菜を加えて煮てもよい。
※花麩は手まり麩など別の麩でもOK。できれば天然色素を使ったものを選びましょう。
(レシピ作成 乳幼児専門の管理栄養士 山口真弓)
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