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荒川に流れ込む麦生川、高濃度のジクロロメタン検出…水道水に影響なし
埼玉県は4日、川越市古谷本郷の麦生川で有害物質「ジクロロメタン」が高濃度で検出されたと発表した。水道水に影響はないという。

大久保浄水場(2011年5月撮影)
発表によると、2日午後3時頃、荒川の水を取り込んでいる県大久保浄水場(さいたま市桜区)から、ジクロロメタンを確認したと県水環境課に通報があった。県と川越市が上流を調査したところ、荒川に流れ込む麦生川で環境基準の34倍にあたる1リットルあたり0・68ミリ・グラムを検出した。
県は麦生川や周辺河川に立ち入らないよう呼びかけ、同市が発生源を調べている。ジクロロメタンは金属製品を製造する際の洗浄脱脂剤などに使われ、肝機能障害などを引き起こす可能性があるという。
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