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嚥下障害 呼吸止まりそう

 78歳の夫は 嚥下えんげ 障害で通院しています。食事中、タンが絡むのか、横になって気道を空けないと呼吸が止まりそうな状態です。「食事をとるのが 憂鬱ゆううつ だ」と言います。48歳で胃の全摘手術をしています。(女性)

口腔ケアと摂食訓練で治療

香取 幸夫 東北大学病院嚥下治療センター長(仙台市)

 口や喉が働かず、食べにくく、むせやすい状態が嚥下障害です。口の中でかんで、喉に運ばれた食物を脳が感じて、喉をタイミングよく動かして飲み込みますが、病気や加齢で、口、喉、脳の働きが十分でないと嚥下障害が起こります。

 診断は、食事、呼吸、運動、精神的な状況などについての問診、口と喉の診察、水飲み検査などに基づき行います。内視鏡で喉をみる検査や、バリウムを用いた造影検査で行うこともあります。

 質問の嚥下障害は、口、喉、脳の加齢による影響が考えられます。胃を摘出したために、食物がおなかで落ち着かず、逆流していることも推察されます。喉に残った液体を、タンと感じているようです。

 標準的な治療は、 口腔こうくう ケアと摂食嚥下訓練です。口腔ケアは歯科が担当し、専門的なクリーニングと義歯の調節などで口の働きをよくします。摂食嚥下訓練は、口や喉の運動、呼吸の訓練、食べ物の形状や食べる時の姿勢の工夫を、患者の問題点に合わせて行います。

 食事は、好物で食べやすいものを飲みやすい姿勢で、一口ずつ集中してとりましょう。固形物と液体を交互に飲み、最後は水かお茶で終える。食物やタンがからんでいそうな時は積極的に口から出し、食事中に時々軽く空ぜきをするとよいでしょう。いずれも医療者のアドバイスに従って行ってください。

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