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泥酔男性が駅で転倒・20代女性トイレで動けず…自粛明けで「深酒」、救急搬送が急増

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 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が埼玉県内で解除され、飲食店での酒類提供が可能となった10月以降、急性アルコール中毒で救急搬送される人が急増している。搬送者数(速報値)は10月が112人と、9月の2倍近くに上った。

 県消防課によると、今年1~11月に急性アルコール中毒で搬送された人は計975人。県内に緊急事態宣言が発令されていた1~3月と8~9月の搬送者数は比較的少なく、9月は60人だった。しかし、自粛期間が明けた10月は搬送者が急増し、11月も127人とさらに増加した。

 急性アルコール中毒は、短時間に多量の酒を飲んで血中アルコール濃度が急上昇し、アルコールが脳に作用する症状。吐き気や記憶障害が一般的だが、 嘔吐おうと 物をのどに詰まらせたり、脳にまひが広がったりして死に至る恐れもある。

 さいたま市消防局によると、同市では11月、泥酔していた70歳代の男性が駅のエスカレーターで転倒し搬送されたほか、20歳代の女性が駅のトイレで動けなくなり搬送されたケースもあった。

 県消防課の担当者は「久しぶりにお酒を飲む人が多いと思う。自分を過信せずに楽しんでほしい」と呼びかけている。

 飲食店にとって、旺盛な酒類消費は歓迎だが、経営者らの思いは複雑だ。

 「普段はお酒が強い人でも、酔うのが早い気がする」と言うのは、熊谷市内のバー経営者(51)。店では「久しぶりのお酒だから無理せずゆっくり」などと声をかけたり、水を頻繁に出したりしているという。忘年会シーズンを前に、「酒を売る商売だから飲むなというわけにもいかない。お客の健康に気を配りながら営業したい」と話した。

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