医療大全
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コロナ禍とがん<4>体重管理は治療の一環
「あともう少し、頑張りましょう」
トレーニング器具が設置された東京都内のクリニックの一室。乳がんを患った千葉市の山本和美さん(52)が筋肉トレーニングに汗を流していた。指導するのは、健康運動指導士の奥松功基さん。今年4月、乳腺専門クリニック「マンマリアツキジ」(東京都中央区)に通う乳がん患者向けに、運動指導を始めた。乳がんは治療後、過度に体重が増えると再発や死亡のリスクが高まるとされ、体重管理は治療の一環でもある。
奥松さんは、スポーツ医学が専門で、乳がん患者の健康支援を研究している。コロナ禍で運動不足になった患者から要望が増え、開始から約半年でのべ約500人に指導した。「患者さんも、心身の体調の維持に運動が重要です」と話す。
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