文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

医療・健康・介護のニュース・解説

人間国宝の歌舞伎俳優、中村吉右衛門さんが死去…「鬼平犯科帳」でも人気

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 人間国宝の歌舞伎俳優で、テレビ時代劇「鬼平犯科帳」などでも人気を集めた中村吉右衛門(なかむら・きちえもん、本名・波野辰次郎=なみの・たつじろう)さんが11月28日午後6時43分、心不全のため東京都内の病院で死去した。77歳だった。告別式は親族で行う。

 吉右衛門さんは、今年3月28日、歌舞伎座(東京都中央区)で行われた「三月大歌舞伎」に出演した後、都内のホテルのレストランで体調が急変し、病院に救急搬送された。関係者によると、復帰を目指し療養中だった。

 初代松本 白鸚はくおう (八代目松本幸四郎)の次男として生まれ、母方の祖父、初代中村吉右衛門の養子となった。1948年、中村萬之助を名乗って初舞台を踏み、66年に二代目吉右衛門を襲名した。

 「 仮名手本かなでほん 忠臣蔵」の大星由良之助、「勧進帳」の弁慶、「熊谷陣屋」の熊谷直実など、重厚な演技で存在感を発揮。人情味あふれる世話物や明治以降の新歌舞伎でも幅広い役柄をこなした。また、 松貫四まつかんし の筆名で新作歌舞伎の脚本を手がけた。池波正太郎原作の「鬼平犯科帳」で長年演じた鬼平こと長谷川平蔵はテレビでの当たり役となり、映画化もされた。

 2011年に人間国宝に認定。文化功労者、日本芸術院会員。兄は歌舞伎俳優の二代目松本白鸚さん、おいは十代目松本幸四郎さん。四女の夫は尾上菊之助さん。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事