文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

社会

社会

消防副士長、無免許で心肺停止の2人に救命処置…「国家試験に合格で登録されると思っていた」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 福井県の鯖江・丹生消防組合は29日、消防本部総務課の男性消防副士長(28)が、消防署で救急救命士として勤務していた間、無免許で急病人らに救命処置を行っていたと発表した。

 発表によると、消防副士長は今年3月、救急救命士の国家試験に合格したが、免許証の交付申請をしていなかった。実習に必要な免許証の写しを提出しなかったため、10月に無免許が発覚した。

 6月には研修先の病院で、医師の下で30人に医療行為を実施。研修後は、救急救命士として113回救急出動し、8、10月に計2回、心肺停止状態の2人に静脈路確保や輸液を行っていた。免許証について問われると、「申請したが届いていない」などと虚偽の説明をしていたという。

 調査に対し、消防副士長は「国家試験に合格したことで登録され、救急救命士になっていると思っていた」と話したという。問題発覚後、総務課に異動。消防組合消防本部の寺沢一彦消防長は29日、「組織として深く反省している」と陳謝した。消防副士長らの処分を検討するという。

 消防組合は、問題を受けて、ほかの救急救命士全39人の免許証の原本の有無を確認。免許証申請についてのマニュアルを策定した。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

社会の一覧を見る

最新記事