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Dr.イワケンの「感染症のリアル」

医療・健康・介護のコラム

新型コロナ変異株「オミクロン」 感染性の強さは? ワクチンの効果は?

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南アフリカで発見 WHOが「懸念すべき変異株」に指定

 本稿執筆時点で、国内の新型コロナウイルス感染症の発生数は激減しており、だんだん日常を取り戻そうという流れが出ています。一方、ドイツや韓国など、諸外国では新たな感染者の増加が問題となっています。なかなかコロナ問題、終焉(しゅうえん)には至りませんね。

 そんな中、南アフリカで新たな変異株が見つかりました。このことは国際社会で深刻に受け止められました。世界保健機関(WHO)は緊急会議を開き、この変異株を「懸念すべき変異株、VOC, variant of concern」に分類し、オミクロン(o)と名付けました。

 従来、WHOは慢性の健康問題の対応には長(た)けているが、急に起きたアウトブレイクや変異株対応は苦手とされていました。しかし、今回は緊急会議も開き、VOC指定も素早く行いました。汚名返上、といったところでしょうか。

 恥ずかしながら、ぼくはギリシア文字やギリシア語の知識が乏しく、ゼータ(Ζ)とかニュー(ν)とかは知っていましたが(出どころ、バレバレ)、オミクロンという文字については知識がありませんでした。初耳の変異株です。

 omicronとは「小さいオ(オ・ミクロン)」という意味で、「大きなオ」、オ・メガ(Ω)と対を成す文字なのだとか。ちなみに、時計で有名なオメガ社のオメガは、時計の動力機構の型番(キャリバー)のオメガという型番からとられたのだとか。

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岩田健太郎(いわた・けんたろう)

神戸大学教授

1971年島根県生まれ。島根医科大学卒業。内科、感染症、漢方など国内外の専門医資格を持つ。ロンドン大学修士(感染症学)、博士(医学)。沖縄県立中部病院、ニューヨーク市セントルークス・ルーズベルト病院、同市ベスイスラエル・メディカルセンター、北京インターナショナルSOSクリニック、亀田総合病院(千葉県)を経て、2008年から現職。一般向け著書に「医学部に行きたいあなた、医学生のあなた、そしてその親が読むべき勉強の方法」(中外医学社)「感染症医が教える性の話」(ちくまプリマー新書)「ワクチンは怖くない」(光文社)「99.9%が誤用の抗生物質」(光文社新書)「食べ物のことはからだに訊け!」(ちくま新書)など。日本ソムリエ協会認定シニアワインエキスパートでもある。

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