文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

料理家 栗原友さん

一病息災

[料理家 栗原友さん]乳がん(4)脱毛、足のしびれ、卵巣も予防的摘出…苦しかった闘病経験 誰かの役に立つなら

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 病気がわかってから2年余り――。今も3か月に1度、経過観察の通院を続けているが、体調は落ち着いている。鮮魚店経営の傍ら魚料理のレシピ本を出版。料理を実演するユーチューブチャンネルも開設した。

 昨年、乳がんになったこと、両胸を手術で切除したことを公表した。「人生で一度くらい、人のためになることがしたい」と思ったからだ。自分の体験を伝えることが、同じ病気の人の役に立つなら……。新聞やテレビに出るときは、インスタグラムでフォロワーから質問を受け付ける。

 「マンモグラフィーが痛そう」「がんが見つかったら怖い」。そんな声に対し丁寧に答えている。

 「将来を考えるなら、検査を受けた方がいい」

 治療の日々を振り返れば、「正直苦しさしかなかった」。抗がん剤で髪が抜け、足のしびれやむくみに悩まされた。「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」という診断を踏まえ、昨年11月には卵巣も予防的に摘出した。

 病気が見つかってから、「多くの人たちに支えてもらった」と思う。病気との向き合い方をアドバイスしてくれた乳がん経験者の知人、入院中に娘の世話をしてくれた友人、ずっと見守ってくれた家族……。

 「闘病中に助けてくれた人たちのことは、自分も助けたい。一生!」。そう強く思う。

 (文・安藤奈々、写真・木田諒一朗)

料理家 (くり)(はら)(とも) さん(46)

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

sokusai_117

 
 

一病息災の一覧を見る

料理家 栗原友さん

最新記事