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WHO、南ア変異株を「オミクロン株」と命名…ベルギーで欧州初の感染者

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 【ジュネーブ=森井雄一】南アフリカで新たに検出された新型コロナウイルスの変異株について、世界保健機関(WHO)は26日、警戒度が高い「懸念される変異株(VOC)」に指定し、ギリシャ文字にちなみ「オミクロン株」と名付けたと発表した。ベルギーで欧州初の感染者が見つかり、各国が警戒を強めている。

WHO、南ア変異株を「オミクロン株」と命名…ベルギーで欧州初の感染者

26日、南アフリカ・ヨハネスブルクの空港で、渡航制限前に飛行機に搭乗しようと列に並ぶ人々(AP)

 発表によると、オミクロン株には数多くの変異があり、インド由来の「デルタ株」などこれまでの変異株に比べ、再感染のリスクが高い可能性があるという。

 WHOは24日、南アからオミクロン株の報告を初めて受けた。9日に採取された検体から確認されたものだった。南アでは今月中旬から新規感染者が増え、WHOは「オミクロン株の検出と感染者の急増が一致している」と指摘した。南ア国内のほぼすべての州にオミクロン株による感染が拡大したとみている。

 WHOは、各国に対して、監視態勢の強化や感染者についての速やかな報告を行うことなどを求めた。マスクの適切な着用や手洗い、室内の換気など、これまで同様の感染防止策の徹底を改めて呼びかけた。感染力や重症化の度合い、従来のワクチンの効力などを評価するためには、更に数週間程度かかるとしている。

 AFP通信によると、ベルギー当局は26日、国内でオミクロン株の感染者が見つかったと発表した。欧州では初めてとなった。11日にエジプトから帰国し、22日に陽性が判明したという。感染者は南アのほか、隣国のボツワナ、香港、イスラエルでも見つかっている。

 国立感染症研究所は26日、南アフリカなどで見つかった新型コロナウイルスの新たな変異株について「注目すべき変異株(VOI)」と位置づけ、監視態勢を強化すると発表した。WHOや欧州の25日までの指定を受けた対応で、警戒度はVOCより一段低い。

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