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伊藤清世の「あれ?コレ 介護食 plus」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

二つ折りの卵焼き…介護を担う人の負担の軽減もポイント

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 こんにちは、在宅訪問管理栄養士の伊藤清世です。

 今回は、お () が入った軟らかい卵焼きのご紹介です。保存に便利な乾物の麩と冷凍食品のシューマイを使っているので、買い置きしてあればいつでも作れるメニューです

 また、今回のポイントは二つに折るということです。。

 在宅療養者の家族の中には妻や母親を介護する男性も少なくありません。その方々の中には、本当は手作りの料理を食べてほしいけれど、料理の本のようにきれいに作れない、材料を買いそろえるのが大変……そんな理由からつい料理を避けてしまう方もいます。

 しかし、このレシピなら、卵焼き器を使わず、いつもの丸いフライパンでできるので、調理に不慣れな男性にも簡単に焼き上げることができます

 介護を担う人の負担の軽減も、在宅療養では大切なポイントです。「介護をする人の気持ちに配慮した食事」も大切な「介護食」ではないでしょうか。

[作り方]

(1) 焼き麩は手で細かくし、(A)を合わせたものに浸してふやかしておく。

(2) 冷凍シューマイは記載されている通りに温めて、ポリ袋に入れ細かくつぶす。または包丁で細か刻む

(3) ボウルにタマゴを割りほぐし、(1)、(2)を入れてよく混ぜ合わせる。

(4) 小さめのフライパンに油をひき、(3)の卵液を一気に流し入れ、二つ折りにして焼き上げる。

(5) 皿に盛り付けてできあがり

※かむ力、のみ込む力には個人差があります。食べる機能を確認しましょう。

(レシピ作成 在宅訪問管理栄養士 伊藤清世)

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伊藤清世(いとう きよ)

在宅訪問管理栄養士・介護食アドバイザー
委託給食会社で病院・高齢者施設・保育所等の調理業務、総合病院の管理栄養士を経て、現在は仙台市の「ないとうクリニック複合サービスセンター」で在宅訪問管理栄養士として活動中。また、地域での講演活動を通じ、かむ、のみ込む力が低下した方にも喜ばれる、食べやすくおいしい食事作りを提案している。

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