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昨年の「がん診断」、6万件減る…コロナで受診控えた影響

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昨年の「がん診断」、6万件減る…コロナで受診控えた影響

放射線治療の様子。がんは早期発見、早期治療が重要になる(東京都港区の東京慈恵医大病院で)

 国立がん研究センターは25日、全国の医療機関で2020年に新たにがんの診断・治療を受けた件数が前年と比べ約6万件減ったとする調査結果を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴うがん検診の中止や受診控えが影響したとみている。治療の遅れは命にかかわる恐れがあるため、厚生労働省は受診勧奨を強化する。

 調査は、患者の約7割をカバーする「院内がん登録」と呼ばれる大規模データを活用。がん診療連携拠点病院など全国863医療機関を集計した。20年に新たに診断・治療を受けたのは104万379件。前年の集計がある831医療機関のデータで比べると6万409件減った。7割の医療機関で減少がみられ、医療機関ごとの減少幅の平均は4・6%だった。50%以上減少した医療機関もあった。

 月別では、最初の緊急事態宣言が出ていた5月の落ち込みが激しかった。がんの種類別では、胃がん、大腸がん、乳がんで減少数が多かった。

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厚生労働省。

 国内有数のがん専門病院のがん研有明病院(東京都江東区)では16%減となり、佐野武院長は「今後、進行したがんが見つかるケースの増加が懸念される」と指摘する。

 こうした事態を重くみて、厚労省は「受診は不要不急にはあたらない」とし、動画を作成するなどして検診や早期受診を呼びかける。

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