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「コロナが免疫から逃げる仕組み」を解明、北大研究チームが発表…重症化防ぐ新薬開発に期待

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 新型コロナウイルスが人間の免疫から逃れる仕組みの一部を解明したと、北海道大の小林弘一教授(免疫学)らの研究チームが発表した。免疫を正常に働かせて重症化を防ぐ新たな治療薬の開発につながる可能性があるという。論文が英科学誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された。

「コロナが免疫から逃げる仕組み」を解明、北大研究チームが発表…重症化防ぐ新薬開発に期待

新型コロナウイルス

 体内にはウイルスを攻撃する抗体とは別に、ウイルスが感染した細胞を排除する免疫細胞も存在する。この免疫細胞は通常、感染した細胞表面に現れたウイルスの一部を「目印」に攻撃する。

 チームが新型コロナの感染者約300人の細胞を分析したところ、感染した細胞表面に目印を示すのに必要なたんぱく質の働きが低下していた。新型コロナの遺伝子「ORF6」がこの働きを抑えていたという。

 その結果、感染した細胞が免疫細胞によって排除されずにウイルスが増殖し続け、重症化につながるとみられる。小林教授は「ORF6の働きを阻害すれば、治療につながる可能性がある」と話している。

  小笠原康悦・東北大教授(免疫学)の話 「新型コロナウイルスは様々な手段で免疫をすり抜けており、仕組みが一つ明らかになったのは意義がある。重症化の予防にもつながる」

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