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医療ルネサンス

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[意思決定]面会制限3<6>奪われていた対話の機会

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[意思決定]面会制限3<6>奪われていた対話の機会

認知症カフェで、相談者やスタッフらと談笑する敦子さん(前列右から2人目、横浜市で)

 もう、途切れさせちゃだめ。10月24日午後。認知症の人や家族、地域の人らが集う「いずみ野カフェ『デ・アイ』」(横浜市)代表の飴矢敦子さん(56)は、87回目の会を駅前の公共施設で開いた。在宅で 看取みと った母(享年85)の葬儀から2日後だった。

 毎月恒例の会もこの1年は中止か、参加者を新規相談者に限るなどの制限が続いた。10月、緊急事態宣言が解除された。参加者が20人近いこのにぎわいは、いつ以来だろうか。

 母はレビー小体型認知症だった。幻視や、うつ、嫉妬妄想があり、昼夜が逆転した。車椅子のくらし。2011年に診断がつくと、母は自殺しようとした。

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