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「昇進や職場の反応」気がかりの育休男性、取得後は一転9割が「満足」

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 育児休業(育休)の取得に8割の男性が不安を感じるものの、取得後は約9割が満足し、仕事への前向きな影響も感じていることが、江崎グリコなどの意識調査で分かった。取得期間が長いほど満足度も高まった。

 調査は7~8月、育休向けオンラインコミュニティー「MIRAIS」と共同で全国1000人を対象にインターネットで実施した。

 取得の不安要素(複数回答)では、半数近くが「復帰後の影響」や「職場の反応」を挙げ、昇進などへの影響を気にする心理が目立った。出産前後は出費がかさむため、「家計への影響」を懸念する声も多かった。

 実際の育休取得者は48人にとどまった一方、このうち7割は「産育休取得者に理解が生まれた」や「チーム内の士気があがった」、「会社への信頼度が上がった」などと答え、仕事面で前向きな変化を感じていた。

 取得後に満足した人も9割に上り、「子供の成長を実感できた」といった感想のほか、「休んだことで、仕事のやりがいに気づいた」といった声もあった。

 また、「大変満足」と答えた人は、取得期間が2週間未満で3割だったのに対し、1か月以上では8割に増えるなど、期間の長さも満足度を左右した。

 大正大の田中俊之准教授(男性学)は「育児を通じ、柔軟な感覚を身に付けた男性は家庭だけでなく、企業にとっても貴重な人材になる」と指摘し、積極的な育休取得を促している。

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