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トラック突っ込み6人死傷、運転手は18時間労働で休憩20分のみ…黙認疑いの会社を書類送検

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トラック突っ込み6人死傷、運転手は18時間労働で休憩20分のみ…黙認疑いの会社を書類送検

兵庫県警察本部

 兵庫県尼崎市の県道交差点で7月末、大型トラックが信号待ちの車列に突っ込み、6人が死傷した事故で、県警は19日、トラック運転手の過労運転を黙認したとして、運送会社「ロジコン」(佐賀県)と同社の男性運行管理者(51)を道路交通法違反(過労運転容認)容疑で神戸地検尼崎支部に書類送検した。捜査関係者への取材でわかった。

 事故は7月31日午前1時頃に発生。同社運転手の男(46)(自動車運転死傷行為処罰法違反で公判中)のトラックが、信号待ちをしていた軽乗用車など3台の列に追突。軽乗用車の後部座席に乗っていた大学2年の男性(20)が死亡し、10~50歳代の男女5人が重軽傷を負った。

 捜査関係者によると、同社と運行管理者は、男が過労で正常な運転ができない恐れがあると認識しながら、7月30~31日、福岡県から尼崎市の事故現場まで約750キロの運転を容認した疑い。事故当時、男は居眠り運転だった。兵庫県警は19日、男も道交法違反(過労運転)容疑で書類送検した。

 厚生労働省の大臣告示では、トラック運転手の労働時間の基準を始業からの1日で13時間までとし、4時間ごとに30分以上の休憩を求めているが、男の労働時間は当時、少なくとも18時間に上り、休憩も1回約20分のみだった。

 同社は高速道路料金を運転手負担にしており、男は料金を節約するため日頃から一般道を利用。事故当時も主に一般道を走っていた。

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