文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

ニュース

医療・健康・介護のニュース・解説

コロナ専門になる旧・大口病院、第6波に備え横浜市に協力…連続中毒死の影響で患者受け入れ停止

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 横浜市と特定医療法人財団・慈啓会は、新型コロナウイルスの感染拡大の「第6波」に備え、神奈川区の横浜はじめ病院(旧・大口病院)を「コロナ専門病院」とする方針を固めた。複数の関係者への取材で分かった。病床は最大60床となる見通しで、軽症から中等症の入院が必要な新型コロナ感染者を受け入れる。来月1日にも開院させる方向だ。

コロナ専門になる旧・大口病院、第6波に備え横浜市に協力…連続中毒死の影響で患者受け入れ停止

「コロナ専門病院」として開院予定の横浜はじめ病院(横浜市神奈川区で)

 横浜はじめ病院は、大口病院時代の5年前に起きた高齢患者の連続中毒死事件の影響で、患者の受け入れ停止が続いてきた。運営する慈啓会は、休診で眠っている医療設備を地域に貢献する形で活用したいとの考えから、「第6波」に備えて確保病床の上積みを目指す市に協力することにしたという。

 関係者の話を総合すると、コロナ専門病院は慈啓会が運営し、市が横浜市立大などから医師や看護師を派遣して協力する方向で調整している。市と慈啓会は18日、地元の住民組織に専門病院について説明し、理解を求めた。

 市によると、「第5波」が起きた8月下旬~9月初旬には、市内のコロナ患者向けの病床使用率は9割近くに達した。医療崩壊寸前の危機的状況を経験した市は、685床の最大確保病床(9月1日時点)のさらなる拡充が必要と判断。山中竹春市長が9月の定例記者会見で専門病院を開設する考えを表明し、協力医療機関の選定を進めていた。

 慈啓会の新納憲司理事長は読売新聞の取材に対し、「横浜はじめ病院の再開にあたっては、旧大口病院で発生した事件により多くの方々に深い悲しみを与えたことをしっかりと受け止めながら、地域の皆様、横浜市の皆様のお役に立てるようにしていきたいと考えています」とコメントした。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

ニュースの一覧を見る

最新記事