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#老後のお金(上)「つみたてNISA」と「iDeCo」 メリットとデメリットは?

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 人生100年時代。長い老後の生活資金に、不安を感じる人も多いだろう。安心して暮らすためのヒントを探った。

「投資について学び、納得した上で始めましょう」と話す久恒さん

 「銀行に預けていても、お金は増えない」

 そう感じていた福岡県の30歳代女性は今年、「つみたてNISA(ニーサ)」での資産運用を始めた。パート勤めで、会社員の夫の扶養に入っており、将来もらえる年金の少なさが不安になったことがきっかけ。子どもの教育費もあり、老後に備えてお金をためたいと考えた。

 つみたてNISAは、金融機関で投資信託を選び、掛け金を積み立てながら運用する制度。少額から投資でき、通常なら約20%課税される運用益が非課税なのがメリットだ。女性の毎月の掛け金は2万円。現時点で数千円の利益が出ており、「コツコツ増やせそう」と手応えを感じている。

 福岡市のファイナンシャルプランナー久恒恵美子さん(61)=写真=によると、投資信託は損失が出る可能性がある。ためらう人は少なくないが、久恒さんは「ハイリターンを求めなければ、そんなに怖くはありません」と話す。株式や債券などの投資先を分散させることが、リスクを減らす。定期的に積み立て、長期間運用することも大切だ。

 老後の資産作りでは「iDeCo(イデコ)」という制度もあり、60歳まで引き出せないものの税制面での優遇がつみたてNISAより大きい。ただし、いずれも手数料や信託報酬などがかかることには注意が必要だ。

 久恒さんは福岡県金融広報委員会の金融広報アドバイザーでもあり、暮らしに役立つ金融情報を伝える立場から「まずは老後の収支を知ることから始めて」と勧める。年金受給見込み額は、日本年金機構のサイト「ねんきんネット」で試算できる。「収支に不安を感じたら、非課税制度を活用した備えを考えてもいいのでは」と呼びかける。

#老後のお金(上)「つみたてNISA」と「iDeCo」 メリットとデメリットは?

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