町田忍の昭和回想
回想サロン
行水は ブリキ金魚が お友達
昭和は遠くなりにけり--。銭湯や手描き看板をカメラにおさめ、お菓子のパッケージを収集するなど、庶民の暮らしを見つめてきた町田忍さんが、懐かしいあれこれをイラストにして回想します。みなさんも古いアルバムや本、新聞を引っ張り出し、町田さんのイラストと合わせて、昔を振り返ってみてはいかがでしょうか。 |
ブリキ金魚
ブリキ製の金魚は昔、行水や銭湯のお供として欠かせないオモチャだった。色遣いが派手で、中に何か入っており、振るとカラカラと音がした。
湯たんぽのようにきっちりと密閉された作りで、水中に沈めても浸水しない。逆に穴をあけて、じょうろに仕立てたタイプもあった。金魚が描かれたバケツもあった。
戦前からあったそうで、町のおもちゃ屋で気軽に買えた。今でもインターネット通販や雑貨店などで手に入るのがうれしい。
写真は私が3歳の時、たらいで行水したときの場面。たらいの中にブリキの金魚が浮かんでいた。手に持っているのは木製ボートで、こちらも定番のオモチャだった。
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懐かしい!
はる
ブリキ金魚! わが家にもありました! おもちゃを持ってタライで行水。ごきげんそうですね!
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