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コロナ再燃の欧州、WHOは「パンデミックの中心」と警戒…ドイツの新規感染は過去最多3・7万人

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 【ジュネーブ=森井雄一、ベルリン=中西賢司】欧州で新型コロナウイルスの感染が再び深刻化している。世界保健機関(WHO)は、「1年前のように欧州がパンデミック(世界的流行)の中心になっている」と危機感を募らせ、各国に対策の徹底を求めている。

コロナ再燃の欧州、WHOは「パンデミックの中心」と警戒…ドイツの新規感染は過去最多3・7万人

ベルリンの日曜市では入場者にマスク着用を求めていた(7日)=中西賢司撮影

 ドイツの首都ベルリンで7日に開かれた日曜市では、警備員が入場者一人ひとりにマスク着用を求めていた。古着を売っていた男性は、「客足が鈍らないか心配だが、規制徹底は仕方ない」とこぼした。

 ドイツでは5日、1日あたりの新規感染者が過去最多の3万7120人に達した。当局は感染の「第4波」に入ったとみている。

 感染者の多くは、ワクチンを接種していない若年層とみられる。重症化率は昨冬より低いが、気付かないうちに感染を広げてしまうケースも多いようだ。ルールに反し、未接種者に店内飲食を認めるレストランもあり、WHOは、「公衆衛生対策の緩み」を指摘する。

 英国でも夏以降に感染者が急増し、10月には1日あたり5万人超を記録するなど高止まりの状態が続く。

 WHOによると、旧ソ連諸国を含む欧州圏では、10月末までの1週間に、世界の59%にあたる180万人の新規感染者が確認された。アフリカやアジアなどは減少か横ばいだった。ワクチン接種率が3割に届かない国が多い旧ソ連圏を中心に、未接種の高齢者が死亡するケースが目立ち、10月末までの1週間だけで死者は約2万4000人に達した。

 英国では新型コロナを治療する飲み薬が承認されたが、手続きが進んでいない国も多い。WHOはマスク着用で大勢の命を救えると強調し、「最終手段となるロックダウン(都市封鎖)を回避するためにも、社会規制を徹底すべきだ」と呼びかけている。

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