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化学メーカー「デンカ」、コロナ抗原キット13万箱自主回収…使用部材の不良で高まる「偽陽性」
化学メーカーのデンカは8日、新型コロナウイルスの感染を調べる抗原診断キット13万箱(1箱10回分)を自主回収すると発表した。製造後、時間が経過すると、誤って陽性と判定する「偽陽性」の確率が高まるためだとしている。
回収の対象は、「クイックナビCOVID19Ag」。鼻の粘膜を採取すると約15分で感染疑いを調べられるとし、主に医療機関向けに出荷している。出荷した製品の一部で、使用部材の不良が見つかった。
10月以降、利用者からの問い合わせが増えたため確認したところ問題が確認された。同社は、健康被害の報告はないとしている。
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