記者出前レク
回想サロン
マイボールでボウリング場に通った日々~埼玉・新座福祉の里図書館で出前レク
よみうり回想サロンの出前レクが、10月21日、埼玉県新座市の「福祉の里図書館」で開かれました。この図書館で回想サロンの出前レクが開かれるのは、昨年2月、10月に続いて3回目。3年度連続での開催となりました。今回は市内の男女9人が参加しました。
会場では新型コロナウイルスの感染防止のため、マスク着用のほか、座席の間隔を空けるなどの対策もとられました。
読売新聞クロスメディア部の山本淳一記者が進行役となり、昭和40年代を振り返りました。
まず、昭和43年に日本で初めてノーベル文学賞を受賞した川端康成の話題から、当時読んだ本の思い出を聞きました。「日本沈没」や「恍惚の人」「氷点」など、今でも読み継がれる本の名前が次々と挙がりました。

昭和40年代に読んだ本や楽しんだレジャーについて語り合った(10月21日、埼玉県新座市の福祉の里図書館で)
昭和45年頃の「ボウリングブーム」について参加者の皆さんに聞くと、「マイボール」を持っていた人が9人中2人いました。2人のうち、女性は地元チームに入ってユニホームも持っていたそうです。またもう一人の男性は「週3回通った時期もあった。ストライクが入ったときの快感が気持ち良かった」と話していました。当時、町内会などのレクリエーションは大体ボウリングだったそうです。
昭和47年、上野動物園にパンダがやってきた話題では、「子どもを連れて見に行きましたが、とても混んでいました。子どもは『パンダのお尻しか見えなかった』と、残念そうでした」と話してくれました。冷めやらぬ当時のパンダ人気をうかがい知ることができました。
サロンの後、参加者の女性が、山本記者に駆け寄って「昭和40年に結婚して、40年代は子育てに忙しい頃でした。私は家事や育児、夫は土曜日はゴルフ、日曜日は家族サービスに頑張ってくれました。みんな頑張っていた時代でした」と懐かしそうに話してくれました。
また、実施後のアンケートでは「とても分かりやすく、当時の自分がよみがえったように感じました」「昔を思い出すことで、脳内の巡りが良くなった」「案外、面白かった」などの感想を寄せていただきました。
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