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エッセイスト 小島慶子さん

一病息災

[エッセイスト 小島慶子さん]ADHD(5)「障害の診断は烙印ではない」…困っている人が生きやすく

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 3年前にADHD(注意欠如・多動症)を公表して以来、発達障害についてもっと知ってもらおうと、情報発信を続けている。

 「大切なのは、今、困っている人の困りごとが少しでも減って、生きやすくなることなんです」

 そのために、「専門家の先生に相談してみようかな」と思った人は、そうすればいいと思う。一方で「専門家にかかるのは何か怖いな」と感じている人に対して、無理に受診を勧めるのは違うと感じている。

 「個性が強い」と言われるのはいいけど「障害がある」とは言われたくないとか、「発達障害っぽい」はいいけど「発達障害だ」と言われるのは嫌だとか、複雑な思いも耳にする。

 「診断は、負の 烙印らくいん ではなく、困りごとを抱えている人が生きやすくなるために必要な手段の一つと考えてほしいです」

 働いている人もいれば、本人も家族も生活が立ちゆかないほど、大変な思いをしている人もいる。人それぞれに事情が違う。

 どう接したらよいのか分からないという声もよく聞く。「障害の有無にかかわらず、『この人は何に困っているのかな。自分に出来ることはないかな』という気持ちで接すれば、相手は安心できると思います」(文・田村良彦、写真・田中秀敏)

エッセイスト  ()(じま)(けい)() さん(49)

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