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なかさとみ「吉本芸人 卵子提供で2人のママに」

医療・健康・介護のコラム

体外受精を繰り返し、死産も経験 絶望の中で卵子提供を受けることを決意

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卵子提供の相談は20代から50代まで

 一般的に、卵子提供を受けるというと高齢の女性をイメージする方が多いですが、このMさんのように20代や30代でも卵子提供を受けなければ出産ができない女性もいます。

 私の自助グループでは、Mさんの他にも、30代で死産を経験された方からのご相談がありました。若くても病気や不慮の事故などで、ご自身の卵子では妊娠ができなくなってしまった方からもご相談を受けました。20代から50代まで幅広い年代の方からご相談を受けており、みなさん、様々な事情を抱えて卵子提供を決意されています。

 今回、Mさんは若い方への啓発を込めて体験談を寄せて下さいました。最近の若い女性は卵子が老化することは知っているのですが「40代の過酷な不妊治療」について具体的に知っている人はほとんどいらっしゃらないです。

体外受精でも授からない人が多いのが実情 

 卵子の老化は知っていても、体外受精をすれば妊娠すると思っている人もいます。高齢出産でニュースになるのは本当に一握りの人です。ほとんどの人が授からないまま、不妊治療を終えています。今まで、うまくいかなかった方のことはあまり語られてこなかったと思いますが、これからは卵子の老化だけではなく、「高齢での体外受精」についても積極的に啓発していくことがとても大切だと感じています。

 私の自助グループのメンバーも、同じ気持ちでいます。その気持ちが今回のMさんの体験談につながりました。若い世代の方へ啓発の意味も込めて、Mさんはご自身のつらい体験談を勇気を持って赤裸々に語って下さいました。Mさんの経緯や選択に対しては様々なご意見があると思いますが、どうか、そのようなMさんの気持ちに理解を寄せていただけたらと思います。(なか さとみ)

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なか さとみ

 1971年生まれ。吉本興業所属芸人。2015年より不妊治療をしたが妊娠に至らず。卵子提供で2人の子どもを出産。19年1月10日、日本で初となる当事者による卵子提供自助グループ「アン・ネフェ」を発足。自身の経験をもとに発足以来、延べ200人以上の相談を受けている。

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